横断幕、その他大型印刷物の製作にかかる日数

印刷

ありさんデザインは、大型印刷をよくネットでオーダーしています。

A4の紙をコピー機で印刷すると、パッと紙が勢い良く出てきて終わりますが、大型印刷は、人の手で作業する工程が多く、完成までに結構日数がかかります。

印刷後はインクが乾くまで触らない

横断幕の製作では、ターポリン生地を大きなプリンターにセットして印刷しますが、この時に使われる溶剤インクは、やや乾きづらいという特性があります。

印刷後にすぐ、生地をこすったり重ねたりしてしまうと、ペタッとくっついてインクがはがれ、ムラになります。

薄い色だとムラになっても目立ちませんが、横断幕では濃い色をよく使います。

なぜか赤インクがくっつきやすいです。

温風や熱で乾かして、インクが完全に冷めたら、工業用ミシンで縫製します。

サイズが大きい物は1枚印刷するのに余裕で1時間かかるので、失敗せず、いかに効率よく印刷するかが納期短縮のキモです。

デザインと印刷加工にかかる日数

ターポリン横断幕の製造には1週間程度かかるのですが、デザイン未定で、納期1週間前にご依頼されることがあります。

打ち合わせとデザインに最短でも1週間、それプラス製造に1週間かかります。

「デザインに1週間」という日程も、打ち合わせがスムーズに進んだ場合の話で、確認待ちとか保留になると、実質2日くらいしか作業できないこともあり、納期が迫るとかなりヒヤヒヤします。

「○月○日に使いたい」と日時がわかっている場合は、最低でも2〜3週間前からの準備をおすすめします。

印刷お急ぎ便は高いです

従来の印刷業者は、納品の日時によって差額が発生することはありませんでした。

ネットでオーダーできる印刷業者は、仕上げ日数を選べるようになっていて、お急ぎ便にすると料金が加算されます。

素材がなかなか揃わなかったり、内容が決まらなかったりで、予定通りに入稿できない時、こういうサービスは助かります。

もちろん、差額分はお客様にご説明して了承いただきます。

ネットを活用していない昔ながらの印刷業者は、単品注文では高額になる場合がありますが、取引が長くなると無茶なオーダーに対応したり、大手にはできないフットワークの軽さがあるので、どちらが良いかは、一概には言えません。

短納期のデザインがOKな理由

コロナ禍前は毎日たくさん看板を作っており、短納期の仕事には慣れていますが、今は一人なので、気軽に受けすぎて「出来ませんでしたー」ではシャレになりません。

過去の経験から、依頼内容を見れば、どのくらいの日数がかかるか予想がつきますので、最初に資料をしっかり集めてからお見積もりしております。

今の所「時間がない」を理由にお断りしたことはありませんが、無理だ…と思った時は無理って言います。たぶん。

万が一に備えてキツキツのスケジュールは組まないことも、品質を安定させる重要なポイントです。

どなたに対しても平等かつ丁寧に対応し、満足いただける商品製作を心がけていきたいと思います。

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