ディナーショーやライブイベントのステージ看板

作品紹介

アイドルライブの横断幕

昨年、地下アイドルのライブの横断幕を製作させていただきましたが、今年もご依頼をいただきました。

イメージカラーは昨年に引き続き「青」です。

前回と同じにならないように、おおまかな背景デザインを考えてから、細かい部分を調整していきます。

最初は、女の子らしくジュエリーのイラストで飾り付けをしていく構成を考えていましたが、初案を出したところで、予想外のご要望が!

ライブの醍醐味

ライブで自己紹介すると観客が「押忍!」と応えるのが定番になっているので、「押忍!」という文字を入れてほしい!

足繁く通ったヤンクロックバンドのライブで聞いたような気が…。

気合い押忍!気合い押忍!ガッツ!

ライブの醍醐味は、コールアンドレスポンスですよね。やっぱり。

「押忍」といえばちょっと昭和の香りがしますが、令和の若いお嬢さんのライブで使われているとは、不思議なもんです。

となると、ジュエリーと漢字の「押忍!」は合わなくなってしまいますな。

横断幕
横断幕デザインパターン


「押忍!」に合わせて、極度に硬派なデザインにしてしまうと、せっかくの可愛い衣装が死んでしまうので、悩みながらの製作でしたが、手でハートを作っているのでハートを使いました。

ハートで押忍ってどう?と思いましたが、やってみたら意外と大丈夫(?)でした。

おがたゆき生誕祭2022
南☆光様撮影(掲載許可いただいています)

当日のステージ照明の色は聞いていなかったのですが、照明のおかげで、Happy Birthdayのグラデーションも目立つし、たくさん散りばめた白いハートが立体的に浮かび上がって、結果的に大成功だったのではないでしょうか。

こんなすごい横断幕を作れる人がプロのデザイナーじゃないなら、その人は仕事変えたほうがいい。

他のメンバーがおもしろい風にいじってくださって、場が盛り上がったそうですが、製作物が現場でいじられるなんてデザイナー冥利につきますね!

もちろんプロ意識を持ってやってはいるけれど、趣味も少しは影響していて、好奇心、ミーハー心にだいぶ助けられています。

デザインのヒント

見たこともない物を想像で作ると、どうしても薄っぺらい感じになります。

「カッコイイデザインはコレだ!」みたいなサンプルがあっても、皆が真似れば、同じ物がたくさん出来上がってしまいます。

自分の仕事とは一見関係ない物、ライブの飾り付け、バーゲンセールに行く時に目に入る看板、見て、聞いて、触った物すべてが後々のデザインに活かされます。

モノ作りするなら、好奇心とミーハー心は欠かせません!

ネットでエンタメは楽しめるけれど、生には生の良さがある

横断幕
Zhizhi様撮影(掲載許可いただいています)

今はインターネットがあるので、家から出なくても音楽を楽しむことができます。

ライブ会場に足を運ばなくても、動画配信で十分だと思う人もいるかもしれませんが、会場までの交通手段や、家を出る時間、グッズ購入も含めて、楽しみ方がいろいろあるのが動画配信とは違うところです。

ライブに通い、「推し活」をするにはお金がかかります。

コロナ禍でチケット代は上がるし、興行の規模が縮小したりして厳しい状況が続きますが、文化としてのライブは消えないでほしい。

いつかまた行ける日がくるまで、歌手の皆さんには頑張ってもらいたいので、陰ながら応援していきたいと思います。

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