横断幕やタペストリー、チラシなどのデザインに加えて、ご依頼があれば「デザイン添削のアドバイス」も行なっています。
私が独学でデザインを始めた頃、会社にはデザイン担当が自分しかおらず、戸惑いながらも、やみくもに取り組んでいました。
SNSが普及した今、他者が架空のチラシをあげて「これはダサいデザイン」と拡散しているのを見ると、他人ながらいたたまれない気持ちになります。
添削アドバイスサービスについて
私が今「デザイン添削のアドバイス」を行う理由は、講師とは違う目線で、デザインのお悩み解消に役立てるのでは、と思ったからです。
無料ではありませんが、「薄利少売」で提供しています。
ご依頼があればどなたでも、というわけではなく、一応ルールを設けて、以下の内容に該当しないか、事前に確認させていただいております。
まず常識的に考えて、営利目的で預かったデータを、第三者(社外の添削者)に公開することは控えてください。
原則、学習中の方を対象にしています。
お預かりしたデータを許可なくあちこちにアップロードすることはありませんが、著作権の問題もありますので、内容によってはお受けできないこともあります。
独学で動画編集をしている高校生からのメッセージ

独学で動画編集をしていて、クラスで制作中のDVD用のラベル制作を頑張っているのですが、全体的になんか不自然だと思ったので、アドバイスをお願いします。
動画はコンクール用に製作し、DVDは同級生等の身内に配るとのことで、販売目的の商品ではありませんでした。
送られたきたデザインはレベルが高く、努力の成果がうかがえ、私が大人になって独学でチラシデザインを始めた頃の作品なんて、今思えば落書きレベルです(笑)。
それが地元に何万枚と配布されていた現実…。
そんな苦い記憶もありましたが、それはさておき、ボコボコに貶すレビュアーは怖いですよね。
私はジャッジ甘めでいきます。

一般人目線で見ると、どこも直すところはなさそうですが、とりあえず見ていきます。
アドバイスをして、別人が作ったかのように改変させるのではなく、ご本人の持ち味を残します。
見本を見て真似するように作ると、真似しかできなくなります。
誰が作っても同じようなものを量産するのがデザインの仕事ではなく、一つのテーマで正解が何パターンあっても良い、ということを伝えました。
写真がチマチマっとならないよう、サイズや置き方を変えましょうとアドバイスしたら、うまくハマらなくて苦戦していました。
わかりますよ!スカスカorハミでる問題。これは写真をぐるぐる動かしながら丁度いいサイズと場所を見つけるしかないです。

ガイド線を引いて、中心や余白を考えながら製作しているのも良いですね。
不慣れな人は、紙いっぱいギリギリまで使おうとするので、裁断した時に切れてしまいます。
どうにか写真の置き方が決まりました。

タイトルの文字色が少し濃くなりました。

拡大すると、文字に模様がついています。背景は斜めストライプ、文字の中は小さなブロックチェック。
目がチラチラするので、模様は取ってベタ塗りにしましょう。

薄いグリーンより、もっとくっきりしたオレンジ色とかはどうか?
「姫路城以外にも魅力があるんやで」というキャッチコピーですが、姫路城の知名度は絶大なので、背景にうっすらお城のイラストを入れてみたり、姫路水族館で見れるペンギンを入れてみたりしたらどうか、とあれこれ言いすぎて、言った通りに仕上がってしまいました。
最後のほうは、もはや修正指示みたいになってたな。

中高生動画コンテストで一次審査通過したとのお知らせがあり、出来上がったDVDとパッケージの画像を送っていただきました。
高校生とは思えないほど落ち着いたナレーションや、なめらかな動画構成も注目です。
