Ａ4くらいのチラシを渡されて「この情報でイベント看板作って」というご相談を受けます。
チラシの内容を全部看板に載せると、情報が多すぎて読みづらくなりますので、看板とチラシは別物と考えて、原稿を作っていく必要があります。
シンプルな書体を使い、情報を詰め込まない
とにかく視読性重視なので、書体は1〜2種類しか使いません。
イベント案内でよく使う看板サイズは、幅90cm×高さ1.8mです。
大きいので情報をいっぱい載せられる！と思う方もいるかもしれませんが、記載する項目は、チラシより思いっきり減らします。
会場付近を歩いていて、5分くらい足を止めて看板の前でじっくり読む人はいません。
手に取って止まって見るチラシと、動きながら見る看板の違いです。
ヒネったキャッチコピーより、秒で理解できる直球表現が良いです。
小さい文字は使用せず、パソコンのモニタで見て「スカスカでは？」くらいでおさめると、高さ1.8mくらいになった時にちょうど良いです。
歩行者用か車用か
車道沿いに設置するような場合は、早いスピードでも読めるようもっと文字を減らします。
レストランの看板に料理写真がたくさん掲載してあったりしますが、高速で動きながら見るとあまり印象に残りません。
立看板の製作例
デザイナーの判断で勝手に省略したり、文を入れ変えるとNGの場合がありますので、チラシから再構成するときは、必ず依頼主に確認します。
チラシ、看板、WEB他、メディアごとに文章表現を変える
依頼主が看板用の文字原稿を準備してくださる場合もありますが、チラシやWEBから流用してと言われることがほとんどなので、文章編集能力が求められます。
同じことを言っているのに、ブログ用、チラシ用、カタログ用、それぞれのメディアに合わせて、表現をちょっとずつ変えています。
本来はライターの仕事ですが、ご依頼があればデザインと兼業することもあります。私は20年前から、個人ブログをやっていて文章作成は苦になりませんし、仕事柄いろんな広告を見ることが多いので「文章に含まれる些細な違和感」も見逃しません。
原稿作成からお困りの場合は、お気軽にお問い合わせください。