簡単に入手できる、軽い素材(CPパネル・スチレンボード)を利用して、プラカードを作る手順を説明します。
準備するもの
スチレンボードとは
梱包材につかわれる発泡材はボコボコしていますが、スチレンボードは発泡プラスチックを紙ではさんでコーティングしているので表面は、なめらかです。
軽くて安価なので、基本使い捨てです。
建築模型や、イベントの臨時看板、写真パネルなどに使います。
水分には弱いので屋外での使用には不向き。
長期保管すると反ってくるので、使いきれないような枚数を大量に購入しないようにしましょう。
100円ショップには小さいサイズのものが売っています。
ちなみに、業務用で一番使いやすいサイズは900mm×1800mm(通称サブロク=3尺×6尺)です。
スチレンボードの両面に粘着シートをズレずに貼る
以下の手順は、スチレン ボード(ノリなし)の貼り方です。応用編で厚紙でもOKです。図のようなデータを作り、粘着シート(シール用紙)に印刷します。

Aを裏返して、台紙をめくって、台紙の端を少し切りおとします。(5cm以内)印刷面を傷つけないように注意。
Bは、右端の線にそって余分なところを切りおとします。上はまだ切りません。

端を少しはがしたら、スチレン ボードに貼ります。
端を貼って固定したら、シートの下に片手を入れて、台紙を引っ張ってはがしながら、もう片方の手にスキージーを持ち、内側から外側に向かってすべらせて、空気を押し出していきます。
途中、手を休めずに最後まで全体にスキージーをかけていきます。
押さえもれがあると、ポコポコ空気が入るので注意。

貼ったら、左端の赤い線の部分を工作用のカッターナイフで切ります。

この後は、裏にBを貼る作業です。

スチレンボードのカットまで気を抜かず丁寧に
A面にを上にして、いらない白ふちをカットすれば出来上がり。
スチレンボードを切る時は、定規を当てて、力を入れて一気にスッと切りましょう。
ボサボサにカッターがひっかかっていきおい余って手を切らないよう怪我に注意。
刃先を使い込んだカッターだと切れ味が悪いので、新品の刃オススメ。
スチレンボードのいろんな使い方
プラカードに棒をつけないと保管しやすい、というメリットがあります。
横に長いパネルを作って、数人で持ったり、いろいろな用途で使えますので、工夫して作ってみてください。
